自己導尿とは
脊髄や膀胱疾患などにより、自分自身では上手く排尿できなくなってしまったときは、自己導尿という手段によって改善出来ることがあります。入院中の患者さんならば、医師が尿道カテーテルを挿入することによって解決できます。これと同じようなことを患者さんに自ら行っていただきます。
具体的には、患者さんが自ら膀胱内に細いカテーテルを挿入します。これにより、患者さんの膀胱に溜まった尿が排出されやすい状態にし、排尿困難、頻尿、尿漏れ、残尿感などの症状を改善させます。
自己導尿の留意点
自己導尿は、この治療法に適している方と、そうでない方がいらっしゃいます。院内で行う場合とは異なり、患者さんが自ら排尿の管理を行なっていく必要があるため、「医師の指示を守ってきちんと続けること」がとても大切となります。治療の途中で面倒になり、しばらく中断したりすると、膀胱が本来の機能を取り戻せなくなり、治療の成果が十分に出なくなるのです。
当クリニックでは、自己導入を始める前に、治療に対する意識などを問診させて頂きます。ご不明な点がございましたら、当クリニックまでお気軽にお問い合わせください。
自己導入の効果について
自己導入を行うと、幾つかの効果が期待できます。まず、排尿後に尿が残らなくなるので、尿路が感染するリスクを抑えることが出来ます。また、「溜めるときはしっかり溜める」、「排尿した後はしっかり収縮する」という膀胱本来の機能に近づけることも出来ます。さらに、尿路感染リスクも軽減します。
自己導入のやり方
- 手をしっかり洗います(外出時などで手洗いが出来ないときは、ウエットティッシュなどを利用しましょう)
- トイレなどでパンツを下げ、導尿しやすい姿勢をとります
- 尿道口を清浄綿できれいに拭き取ります
- カテーテルを尿道口に挿入します
- 尿をしっかり出しきってください
- 排尿を終えたらカテーテルをゆっくり引き抜きます
- カテーテルを水道水で洗浄し、キャップをはめ、消毒液の入ったケースに戻します
※ 激しい痛みを感じたとき、カテーテルが尿道に入っていかないときは、無理せず中断して下さい(担当医にご相談ください)
参考サイトtel.04-2941-5905
埼玉県狭山市広瀬東2-36-21
院長: 沼﨑 進
科目: 泌尿器科
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15:00~18:00 | ○ | - | ○ | ○ | ○ | - | - |
休診日:火曜、土曜午後、日曜・祝日
西武新宿線狭山市駅より西武バス利用(約6分)で
河原宿バス停下車徒歩2分